前職では、キッズスポーツクラブを経営し、
器械体操・野球・クラシックバレエ・テコンドーなど、
さまざまな競技を通じて
子どもたちをアスリートの世界へ導いていました。
ある日、一本の電話がありました。
「うちの子は発達に障がいがあるのですが、
一般クラスに入れますか?」
当時の私には、その言葉の意味がすぐには理解できませんでしたが、とりあえず体験レッスンに来ていただくことに。
当日、お子様の様子を見ても、特に問題があるようには感じませんでした。実際によくできる子で、一般クラスへの入会を決めました。
しかし、初めてのレッスンの時、状況は一変しました。
泣く、怒る、叩く、投げる… さらには脱走。
観覧席では、お母さんが他の保護者の方に頭を下げ続けていました。
私の知識不足が原因で、その子も、お母さんも、傷つけてしまったのです。
自分を許せなかった私は、発達障がいについて学び始めました。 そして、多くの人が同じ悩みを抱えていることを知りました。
「今の自分にできることは何か?」 と考えた末にたどり着いたのが、
「障害福祉 × キッズスポーツクラブ = 運動療育特化型放課後等デイサービス」 でした。
これが、私の最初の一歩です。
それから10年。
多くの方々に支えられ、
「IPPO Group」は大きく成長しました。
私たちの歩みをご覧ください。
2015
2015年8月
2015年10月
放課後等デイサービスIPPO長田校を開所しました。
運動療育に特化した放課後等デイサービスは、当時、日本中どこを探しても見つかりませんでした。
2016
2016年4月
IPPO長田校は開所からわずか2ヶ月ほどで定員を超えました。
そのため、受け入れを求める兵庫区エリアの保護者様のご要望により、新たに開所しました。
2017
TURNING POINT
2017年8月
神戸市立児童センター『こべっこランド』より業務委託を受け、『発達がゆっくりなお子様のための体操教室』を主催しました。主に小学校1年生~6年生(20名)を対象に、器械体操を中心とした運動療育の指導を行いました。
2017年10月
IPPO兵庫校に続き、須磨区エリアの保護者様のご要望により開所しました。
2019
2019年5月
幼児期からの早期療育の重要性を知り、運動療育に特化した児童発達支援事業所を検討している中で、
IPPO利用児童の弟・妹も預かってほしいという保護者様からのご要望により開所しました。
2019年9月
来たる2020年のプログラミング教育必修化に備え、主に小学校高学年(10名)を対象に、
ノートパソコンを使用したタイピング練習や基礎プログラミングを中心としたIT療育の指導を行いました。
2019年10月
お子さま一人ひとりの身体や発達の状態に合わせて、専門の理学療法士が個別にサポートします。
歩行や姿勢、運動機能の向上を目指し、安心して成長できる環境を整えます。
2020
TURNING POINT
2020年4月
コロナ渦で自宅待機を余儀なくされる子どもたちに、少しでも身体を動かす機会を作るため、YouTubeにて『IPPOちゃんねる』を開設しました。
親子でできる体操やビジョントレーニングを中心とした運動療育を配信し続けました。
2021
2021年3月
プログラミング教育の必修化により、小学生一人ひとりにノートパソコンが1台支給される時代が到来しました。
発達がゆっくりな子どもたちの特性とITの相性がマッチしています!
2022
2022年3月
IT療育の人気が高まり、兵庫区エリアの保護者様のご要望により開所しました。
2023
2023年4月
「放課後等デイサービスは、小学1年生から高校3年生までと対象が幅広いため、
どうしてもできること(カリキュラム)に差が生じてしまいます。
また、学齢期が近い子どもたち同士のコミュニケーションが最も重要だと考え、
低学年(主に小学1年生~3年生)専門の放課後等デイサービスを開所しました。
2023年5月
IPPOプログラミング兵庫校と同様に、須磨区エリアの保護者様のご要望により開所しました。
CHALLENGE POINT
2023年6月
児童福祉から障害福祉へ。新たな挑戦が始まりました!創業当時からお預かりしている子どもたちとも10年の付き合いとなり、皆、社会に飛び立っていきました。人によっては、状況や気持ちの変化により、社会とのつながりを保つことや働き続けることが、思うようにいかないこともあるかもしれません。そのような相談を保護者様から受けるようになり、子どもたちの受け皿として開所しました。これにより、0歳児から定年に達するまでのトータルサポートを実現しています。
IPPO Groupは、今まで利用者様と同じ歩幅で寄り添い歩んできました。
これからも、利用者様の望まれるサービスを追求し、創造していく企業でありたいと考えています。
しかし、本音のところでは、当グループを利用することなく、
新時代の共生社会へ溶け込み、楽しく生きてほしいと願っています。